サイコメトリーに関する情報の需要が意外に多いようですので、数回にわたってサイコメトリック・スキル(サイコメトリーの技術)を身につけるためのエクササイズを紹介します。
サイコメトリーとは、指輪や時計などの物体に残る持ち主の考えや感情を読み取る能力です。
参照: サイコメトリーの訓練
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サイコメトリーができるようになるために
「サイコメトリーの能力はワインのテイスティングと同じだ」とサイキック探偵として有名なノーリン・リニエルは言っています。
ソムリエは、ワインの味のかすかな違いから、産地、生産年、保存の状態などを見分けます。これはソムリエがワインへの高い情熱を持ち、味覚だけでなく、視覚、嗅覚を常に磨いているからできることです。
私たちはふだん漠然とした状態で生活していて、実に多くのものを見逃しています。
全身の感覚を研ぎ澄ますことが必要です。
今回は、サイコメトリック・スキルを鍛えるための感覚を磨くトレーニングをいくつか紹介します。
サイコメトリー・感覚を磨くエクササイズ
五感を磨くエクササイズとしては、以前に基本的なことを紹介していますので、そちらも参照して下さい。
参照:五感を磨くエクササイズ 五感を鋭くエクササイズ2
1.トレーにのっていたものを記憶する
これは友人に手伝ってもらいます。
友人に家にある日用品を12個選んでトレー(お盆)にのせてもらいます。
あなたは60秒間トレーを見て、なにがのっているかイメージ記憶します。
友人にトレーを下げてもらったら、のっていたものを1つ1つ挙げていきましょう。
全部言えますか?
2.コンビニ巡り
コンビニエンスストアでは毎日商品が入れ替わっています。
定期的に同じコンビニへ通って、前回訪れたときからどんな商品が新しく登場したかを発見しましょう!
1人でやっても良いですが、友人たちと一緒にやるとゲーム感覚で楽しめます。
3.ピープル・ウォッチング
警察の人は、人の顔をよく覚えていますね。一度見たら忘れないという人も多いです。
これは職業柄、人の顔や身体的特徴を見るプロとしての訓練を受けているからだそうです。
なかでも似顔絵捜査員は、顔を覚えているだけではなくて、目撃者から特徴を聞きながら、犯人にそっくりの似顔絵を描きます。
例:http://dailynewsagency.com/2013/12/14/police-sketches-compared-to-actual-r18/
どうしてそんなことができるのでしょうか?
似顔絵捜査員は人の顔を見るためのチェックリストを持っていて、いつもチェックリストに沿って人の顔を見ていると言います。
そうやって人の顔を見る感覚を磨いているのですね。
チェックリストの例:目の場合
- 目の色は?
- 出目?奥目?ふつう?
- 両目の距離~寄り目? 離れている?
- 目の開き具合~ 大きい? 細い? ふつう?
- 目の形~円型、卵型、線型
- まぶた~重い? 眠そう?
- まゆ毛 ~ 細い? 太い? 毛のはえ具合?描いている?形?色?
- まゆと目の距離(重要)
同様に、鼻、口、顔の輪郭と頭の形、ほほ、あご、額、耳、髪の毛、ひげ、肌などそれぞれについてチェックリストがあります。
観察眼を鋭くすることは、接客業でも組織を動かすリーダーになるにもたいへん役立つ能力です。
あなたも自分なりのチェックリストをつくって人の観察をしてみてはいかがでしょうか?
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