体外離脱におけるターゲット・テクニックは、少し離れたところにある場所や人や物体に集中しながら眠りに落ちるものです。
この方法は、ヘミシンク「体外離脱テクニック」の開発者であるウィリアム・ブールマンが昔から行っていてお気に入りだと言っているもので、このCDのなかにも含まれています。
ここに紹介するのは、ブールマンの方法として、2012年ごろポッドキャスト等で話していた方法をまとめたもので、CDの手法とは少し異なります。
ターゲット・テクニックの方法
1.ターゲットの選択
寝る部屋とは別の部屋にあるものをターゲットとします。ターゲットは愛着や思い入れがあるもので、その姿形や色や触った感触、匂いなどがありありと思い浮かべられるものにして下さい。
ターゲットは3つ選択します。3つとも同じ部屋にある必要があります。
たとえば、
・お気に入りのソファ
・ずっと可愛がっている人形やぬいぐるみ
・愛する人から贈られたもの
・お気に入りの絵画、パワーストーン
・自分でつくったアイテムなど、
はお勧めです。
1つは絵画や人形など視覚を刺激するもの、あなたが美しいと感じるものを入れます。
2.ターゲットの観察
ターゲットを選択したら、あなたが寝る部屋からターゲットのある部屋まで歩いていき、ターゲットについて詳細に観察します。
例えば、ソファなら実際に座ったり、その形、もし傷んでいるところがあればその様子、素材の肌触り、質感などをしっかりと記憶します。
とくに視覚と触覚を働かせて観察して下さい。
この寝室から部屋までの移動とターゲットの観察は、明確にありありと思い出せるまで繰り返し行います。
また、移動中に目に入るものや歩いているときの脚の感覚などもしっかり記憶します。
3.ターゲットに集中しながら入眠
こうして、ベッドから起きて、移動してターゲットのある部屋に行って、3つのターゲットと親しむ様子をイメージできるようになったら、そのイメージに集中しながら、眠りに入って下さい。
4.繰り返し
ブールマンは、移動と観察の予行演習をしてから寝ることを30日間続けることを勧めています。
また、飽きないようにターゲットの数を4つや5つに増やしても良いです。
毎日20分程度しかかからなず負担が少ない方法なので、楽しみながら継続することが大事なようです。
感想
肉体の外のものに注意を集中しつつ眠りに入るというのは、体外離脱の基本メソッドです。
前々回紹介したマルドゥーン・テクニックなども同様の考えに基くものと言えます。
また、古い話にある生き霊なども人に執着した体外離脱の1つの形なのかもしれません。
ターゲット・テクニックも含まれる ヘミシンク「体外離脱テクニック」