透視を使って宝くじ(ロト)を当てる実験

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透視を使って宝くじ(ロト)の当せん番号を当てようとする試みは以前から数多く行われています。が、個人が内々で行っているものがほとんどで、記録が残っているものは少ないのが実情です。そのなかで超能力の実験として行われたものを紹介します。

ジェームズ・スポティスウッド(James Spottiswoode)のロト5的中実験

もっとも有名な実験の1つは、超心理学研究者ジェームズ・スポティスウッド(James Spottiswoode)によって1996 年から 1997 年にかけて行われた、カリフォルニア ・ファンタジー・ファイブというロトを当てるという試みです。

James Spottiswoode - Academia.edu
James Spottiswoode: 36 Followers, 2 Following, 50 Research papers. Research interests: Psychical Research, Consciousness...

カリフォルニア ・ファンタジー・ファイブは、1 から 39 までの数字のなかから 5 つの数字を選ぶもので、1等の当せん確率は 1 / 575,757 です。

スポティスウッド の実験の方法及び内容は以下のようなものです。
(筆者注:説明されている数字には多少合わないところがありますが、ここでは原文の説明通りに記述します)

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1.17人のリモートビュアーを集め、4つのグループに分ける

2.5つの数字の組み合わせを1つのマス目と考え、575,757個のマス目で構成された巨大なグリッド(碁盤の目)になっているとする。
グリッドは256個のブロックに分かれ、それぞれのブロックには 2,249個のマス目が含まれている。

3.4つのビュアー・グループはどのブロックに当たり番号のマス目があるかを透視する

4.4つのグループのコンセンサス(意見の一致)によって当たるマス目のあるブロックを決定する

5.4を受けて、スポティスウッドはそのブロックにある2,249通りの組み合わせ全部を購入する

カリフォルニア ・ファンタジー・ファイブは、1枚1ドルで、5個とも的中していた場合の当せん金は約5万ドルから25万ドル(キャリーオーバーがあった場合などで異なる)の間ですので、成功すれば大きな利益が得られることになります。

テストは4回行われ、4回とも透視自体は成功しました。
が、透視が終了して購入締め切りまで3時間しか残されておらず、実際に2,249枚のロトくじを購入することはできませんでした。

ミラン・リズル(Milan Ryzl)の催眠術を用いた当せん番号予測

もっと以前に行われた実験として、ミラン・リズル(Milan Ryzl)によるものがあります。正確な日付は不明ですが、1960 年代後半か 1970 年代前半だったと思われます。

ミラン・リズル(1928-2011)は、有名なチェコ生まれの超心理学者で、サイ能力を使って長い数字列を送信する最初の実験を行った研究者です。

ミラン・リズルのWikipedia(ドイツ語)
https://de.wikipedia.org/wiki/Milan_R%C3%BDzl

In Memoriam: Milan Ryzl (1928-2011)
In Memoriam: Milan Ryzl (1928-2011)

リズルは後にアメリカに亡命しますが、チェコスロバキア(当時)にいたときにロトの当せん番号を予測して、数週間連続して当せんし、数千ドルの賞金を稼いだということです。

リズルの方法は、催眠術、瞑想、リモートビューイングの技術を訓練された47人の協力を得て行われたもので、催眠によるトランス状態のレベルを適切にコントロールする(トランス状態は浅くても深すぎても良くない)ことがカギになっているようです。

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ARVを使って32.5万ドル当てた事例

明らかになっているなかで透視でロトくじ当せんの最高額を当てたとされるのは、米国のグループが行った標準的なARVの手法によるものでした。
(実際にいつ誰が行ったかは明らかにされていませんが、以下の書籍に詳細が紹介されています)

[PR] Associative Remote Viewing: The Art & Science of Predicting Outcomes for Sports, Politics, Finances and the Lottery (English Edition)

ロトくじは、1から49の数字から6つの数字を選ぶもので、当せん額は32.5万ドル(日本円で48百万円:1ドル150円の場合)でした。

ARVグループの主催者は、一意に異なる49枚の画像を用意して、それぞれの画像に1から49までの数字を割り当てました。

その後、ビュアー(透視する人)に対して主催者がロトの結果が判明した後に送ってくる6枚の画像を透視するようにメールで依頼しました。

ビュアーは依頼を受けて、自分が受け取った画像を開いて見る様子をイメージながら、透視した内容をスケッチをして、主催者に送ります。

主催者はビュアーから送られてくるスケッチと49枚の画像を照らし合わせて、数字を決定します。

ロトくじを購入し、結果を待ちます。

結果判明後、当せんした番号に割り当てられた画像をビュアーに送ります。

ビュアーは正解の画像を見て、自分の透視と比較して、次の機会に役立てるようにフィードバックします。

以上のメソッドですが、たいへんなのは、

1)一意に異なる49枚の画像を用意する

2)スケッチと画像を比較して、合致する組み合わせを選ぶ

の2点です。

1)について
49枚の中に似たような画像があっては混乱のもとになります。
例えば、月の画像があれば、ボールや風船や指輪の画像があるのは好ましくありません。ビュアーにとっては、みな「丸いものが見えた」ということになってしまうからです。

2)について
スケッチがどの画像を示していて、どれぐらい正確に表しているかを判定するのはたいへん難しい問題です。よほど熟練してもなかなか正しく判定することはできないと思います。

判定基準についてもいくつも考え方がありますが、後の機会に紹介したいと思います。

ARVは直接ターゲットを透視するのではなく、ターゲットに関連付けられた画像を透視するものです。ARVについては、「超能力を使って投資で儲ける法」を参照ください。

まとめと感想

ジェームズ・スポティスウッドの実験は、ネット購入できる現在であれば、購入まで行ける可能性があります。

標準的なARVによって当せん数字を透視する方法は、大がかりなうえに、非常に手間がかかりますし、数字を選択するのも難しいので、以降はほとんど行われていないようです。

現在では、より単純で1人でも行える方法で、少額ロトを繰り返し当てるやり方が主流です。この方法については追って紹介します。

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