超能力の基礎訓練として、第六感を鋭敏にするためには、ベースとなる五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)の働きを良くしておく必要があるというお話をしています。
前回は、視覚と聴覚の鍛え方を説明しましたので、今回は残りの嗅覚、触覚、味覚の鍛え方を紹介します。(長文です)
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嗅覚を鍛える
先ずは、直観が嗅覚をもってもたらされる例を紹介します。
1980年に米国コロラド州であった例ですが、ある男性は、仕事の帰りに車の中で、突然バラの香りを感じました。車内にはバラの香りがするようなもの、芳香剤の類はありません。季節は冬で、車の外は一面の雪に覆われています。
彼はなぜバラの香りがするのか考えました。
すると、その香りが数週間前に亡くなった義理の妹が部屋に飾っていたものだと気がつきました。妹が亡くなる前に、彼は彼女が安らかな気分になるようなお話をたくさんしていたそうです。
それで、彼は彼女の霊が感謝の意を表しているとわかったのだそうです。
そして、そのことがわかったとたんにバラの香りは消えて、それから2度と同じ香りがすることはありませんでした。
嗅覚を鍛えるエクササイズ
日常的に意識して嗅覚を鋭くするようにします。
深呼吸してリラックスした後、くんくん嗅いで、どんな香り(臭い)が感じられるか、観察しましょう。
レストランに入ったとき、どんな匂いがしますか?
具体的な匂いの元がわかるつもりで匂いに集中してみます。
または、レストラン毎の匂いを嗅ぎ分けるつもりでやってみましょう。
スパイスの入れ物を開けたとき、どんな匂いがしますか?
シナモン、クミン、バジルなどそれぞれの香りの違いを感じましょう。
感じたら、それを口に出して言ってみましょう。
「私は自分の隠された能力を開発するために、嗅覚を鋭敏にしています。私が嗅いでいるのは○○の匂いです」
私たちはふだんあまり感じていませんが、気をつければ実に沢山の匂いが周りに溢れていることがわかります。その匂いを意識することで、私たちは嗅覚を鍛えることができます。
触覚を鍛える
触覚は五感の中でも強く、私たちの脳やこころに響く感覚です。
たとえば、好きな人から、優しく撫でられると、本当に癒されます。
直観も、触覚を鋭くすると、開発されやすいとされています。
触覚を鍛えるエクササイズ
1.温度を感じる
超能力に目覚めた人は、ものや人がそこにいるかどうかを温度差で感じることがよくあります。
たとえば部屋に人が隠れていても、触覚を鋭くすれば、すぐにわかるようになります。
・用意するもの ― 氷(冷蔵庫の氷でOK)、オーブントースターで温めたパンの欠片
・片方の手に氷を、もう片方の手にパンの欠片を載せます。
・目を閉じて、温度の違いを感じてください。
・次のように唱えてみましょう。
「私は自分の隠された能力を開発するために、全身の触覚を鋭敏にしています。私は温度の違いをいま感じています」
・慣れてきたら、想像を働かせながら、常温のところに置いてあるもの(紙やプラスチックなど)の温度を感じ取るようにしてみましょう。意外に冷たく感じるのがわかります。
2.触り心地を感じる
1.と同様に感覚を鋭くして、いろんなモノの触り心地を感じてみましょう。
ふわふわ、ざらざら、すべすべ、つるつるなどモノにはいろんな触り心地がありますが、それを具体的に味わいます。
そして、例の呪文を唱えましょう。
「私は自分の隠された能力を開発するために、触覚を鋭敏にしています。私が触っている○○は、△△の触り心地がします」と。
味覚を鍛える
一部の超能力者のなかには、超能力を発揮しているときに、苦味や甘味、辛味を感じる人がいます。
味覚を鋭くすることも超能力の開発につながっています。
味覚を鍛えるエクササイズ
なにかを食べたり、飲んだりしているときに、食材の味をじっくりと感じてみましょう。
味を複雑にし過ぎないために、口に入れるのは1つの料理だけにした方が良いです。
もちろん例の呪文を忘れずに唱えます。
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